秩父札所ラスト34番へ〜2 [秩父札所]
9月23日、秩父札所めぐり34番札所へのつづき
札立峠へ行く最後の集落を奥へ奥へと坂を登っていく。
これ以上奥に家がないだろうと思う所の右に巡礼古道の道しるべ。
この山道を登れば札所巡り最後の峠。
人気のない巡礼古道に私の熊よけ鈴がリンリン・・・。
蜘蛛の巣が何度も何度も行く手を阻む。
それをはらいながら進む。
おばあちゃんと歩いていた時に
先行くおばあちゃんが蜘蛛の巣をはらってくれていた。
そのありがたさを今更ながらに思う。
道の傍らに苔むした岩が置かれていた。
看板には、お休み石とある。
いつの頃から置かれたものなのか・・・。
土砂崩れで荒れた道をやりすごすと
巡礼道は穏やかな登り道になり、
木立の中に時のながれのままに朽ちた茶屋があった。
札立峠は、その茶屋跡を通り過ぎてすぐだった。
札立峠は、秩父札所巡りの最後の峠。
草で円く縁取られた中に佇む観音様。
ここまでの巡礼の労をねぎらい、
最後までしっかり歩けるように見守ってくれているみたい。
ここまで登ったら、最後の札所34番水潜寺まで下るだけ。
その前に尾根づたいに歩き破風山の頂上へ。
(峠から破風山の頂上まで約10分)
頂上から見渡す秩父盆地。
稲刈り間近の田圃が綺麗!
自分の歩いた道のりを山の上から確かめてみる。
ああ、よく歩いたなぁ・・・。
外秩父の山並みもよく見える。
昔、江戸から秩父に来る時、帰る時は、あの山を越えてだった。
そうまでして巡礼をする昔の人の願いは、
はかり知れないほど強く切実だったのだろう。
峠にもどり、34番札所水潜寺に下っていく。
水潜寺の「水」の文字通り、いつの間にか水が山から集まり、
流れを作り沢となっている。
水の流れに沿うように巡礼道は、下っていく。
先を指すお地蔵様が現れて、その袂には
「お疲れ様、水潜寺は すぐそこ」とある。
うん、確かにすぐそこだった。
ああ、着いた!
秩父札所34番水潜寺。
秩父札所巡りの最後のお願いは、
一つだけ・・・といかず、
手を合わせたら、あれもこれもとお願い事が出てきて、
自分でも可笑しかった。
「足型の上でおがめば 百観音の功徳がある」の上で
しっかり願ったから、ばっちりかな・・・。
水潜りをして帰ろうしたら、水潜りの洞窟は通行止め!!
洞窟の出入り口の崖の上の数本の古木が、今にも落ちてきそうで危険な為、
住職が通行止めにしたという。
観音巡りが終わったら水潜りの穴を潜って身を清め俗世間に戻るというのが
習わしらしだと聞いていたのに・・・。
ああ、残念!
この水潜りは、真っ暗な洞窟を歩き、出口に近づくと靄のように明るくなり、
まるで夜明けみたいで神々しい感じだという。
生まれ変わった気持ちなると言う。
ともかくこれで、秩父札所巡りが終わった。
さぁ、家に帰ろう。
「夕ご飯、なぁに？」と夫が待っている。
私の日常へ帰ろう。
山の彼方の空遠くでないけど
幸いすむというところへ帰ろう。
そう思える場所に帰れるって幸せだなぁ。
秩父札所三十四ヶ所を巡り終わり、
感じたことは、それだった。
そう思えるのも周囲の皆さんのおかげ。
全てに感謝!!
ありがとう。
観音様への最後のお願いの一つは、
みんなが、幸せになりますように・・・!
札立峠へ行く最後の集落を奥へ奥へと坂を登っていく。
これ以上奥に家がないだろうと思う所の右に巡礼古道の道しるべ。
この山道を登れば札所巡り最後の峠。
人気のない巡礼古道に私の熊よけ鈴がリンリン・・・。
蜘蛛の巣が何度も何度も行く手を阻む。
それをはらいながら進む。
おばあちゃんと歩いていた時に
先行くおばあちゃんが蜘蛛の巣をはらってくれていた。
そのありがたさを今更ながらに思う。
道の傍らに苔むした岩が置かれていた。
看板には、お休み石とある。
いつの頃から置かれたものなのか・・・。
土砂崩れで荒れた道をやりすごすと
巡礼道は穏やかな登り道になり、
木立の中に時のながれのままに朽ちた茶屋があった。
札立峠は、その茶屋跡を通り過ぎてすぐだった。
札立峠は、秩父札所巡りの最後の峠。
草で円く縁取られた中に佇む観音様。
ここまでの巡礼の労をねぎらい、
最後までしっかり歩けるように見守ってくれているみたい。
ここまで登ったら、最後の札所34番水潜寺まで下るだけ。
その前に尾根づたいに歩き破風山の頂上へ。
(峠から破風山の頂上まで約10分)
頂上から見渡す秩父盆地。
稲刈り間近の田圃が綺麗!
自分の歩いた道のりを山の上から確かめてみる。
ああ、よく歩いたなぁ・・・。
外秩父の山並みもよく見える。
昔、江戸から秩父に来る時、帰る時は、あの山を越えてだった。
そうまでして巡礼をする昔の人の願いは、
はかり知れないほど強く切実だったのだろう。
峠にもどり、34番札所水潜寺に下っていく。
水潜寺の「水」の文字通り、いつの間にか水が山から集まり、
流れを作り沢となっている。
水の流れに沿うように巡礼道は、下っていく。
先を指すお地蔵様が現れて、その袂には
「お疲れ様、水潜寺は すぐそこ」とある。
うん、確かにすぐそこだった。
ああ、着いた!
秩父札所34番水潜寺。
秩父札所巡りの最後のお願いは、
一つだけ・・・といかず、
手を合わせたら、あれもこれもとお願い事が出てきて、
自分でも可笑しかった。
「足型の上でおがめば 百観音の功徳がある」の上で
しっかり願ったから、ばっちりかな・・・。
水潜りをして帰ろうしたら、水潜りの洞窟は通行止め!!
洞窟の出入り口の崖の上の数本の古木が、今にも落ちてきそうで危険な為、
住職が通行止めにしたという。
観音巡りが終わったら水潜りの穴を潜って身を清め俗世間に戻るというのが
習わしらしだと聞いていたのに・・・。
ああ、残念!
この水潜りは、真っ暗な洞窟を歩き、出口に近づくと靄のように明るくなり、
まるで夜明けみたいで神々しい感じだという。
生まれ変わった気持ちなると言う。
ともかくこれで、秩父札所巡りが終わった。
さぁ、家に帰ろう。
「夕ご飯、なぁに？」と夫が待っている。
私の日常へ帰ろう。
山の彼方の空遠くでないけど
幸いすむというところへ帰ろう。
そう思える場所に帰れるって幸せだなぁ。
秩父札所三十四ヶ所を巡り終わり、
感じたことは、それだった。
そう思えるのも周囲の皆さんのおかげ。
全てに感謝!!
ありがとう。
観音様への最後のお願いの一つは、
みんなが、幸せになりますように・・・!
komakoさん おはようございます
終わりましたね お疲れ様でした
僕は最後の最後に楽をしてしまいましたが
歩くのは良いですね
昔の人は全部歩いた
歩いている時に いろいろ考えたり 思ったり
景色を眺めたり
歩かなければできないことですね
札所は通過点で歩きながら得ることの方が多いような気が僕はします
昔は神様などの存在は今より大きく
願うことも大きかったと思います
山には神社が みんな麓から願い事や悩みを抱え
山を歩いたのでしょう
山の上にあるのは高い所って事もあるでしょうが
それだけ考える 思う時間がある
だから山の上に神社があるのかな
もう二か月も山へ行ってません
歩けるのかな と思ったりします
また山へって気持ちになるのかなって思ったりします
けど たまに会津朝日岳に行きたいなぁとか
思ったりもします
歩けば歩いただけの山を眺められる
札所巡りと同じですね
by びー (2008-10-01 04:43)
komakoさん、こんばんは♪
ここは洟垂れ坊主の遊び場でした。
近くの小学校が通った学校です。
おかげさまで、「幸せ！」、、、かな？
何かを成し遂げた喜びですね。
お疲れ様でした。
by クロちゃん (2008-10-01 22:35)
びーちゃん、
山や札所巡りも単独で歩くから、
いろんな事を考え、思うのだと思います。
今回の札所巡りは、山と違って歩けば、歩くほど自分の奥底にあるものに近づいていけたような気がします。
また、びーちゃんも山歩きできますよ。
ちゃんと「みんな、幸せになりますように」お願いしてきましたからね。
ただ、他にもお願い事もしたので、
かなう順番がどうなるか・・・。
ともかく、お互いに健康に気を付けて
いつか来るその日にそなえましょうね。
by komako (2008-10-03 00:02)
クロちゃん
もしかしたら、あの廃校になった学校が
母校だったのかしら？
水潜寺から流れる沢で遊んだりしたんでしょうね。
だから、今も元気いっぱいなのですね。
by komako (2008-10-03 11:25)